乗ってきました!SL人吉 その1

熊本駅からいざ出発

熊本駅ホームで出発を待つSL人吉 力強い走りを見せる動輪 SL人吉の運行区間は、肥薩線の熊本―人吉間。
今回は、9時44分熊本駅発に乗車しました。熊本駅の構内に入ると、すでに石炭の燃える独特の匂いが辺りに漂い、SL人吉の姿は見えなくとも存在感はたっぷり。 心を躍らせながらホームへ行くと、待ってました!SL人吉!!これまで走っている姿は遠くから見てはいたけど、実は実際にホームで間近に見るのは初めて。黒光りする漆黒のボディは予想以上に大きく圧巻で、煙をたなびかせ、時折「ブシューッ!シューッ!シューッ!」と蒸気を吐き出し、出発の時を今か今かと待ち構える姿に一目で魅了されました。思わず「格好いい~!」を連発し、にわか「鉄子」と化したのは言うまでもありません。

乗車前にSL人吉と記念撮影
58654号機は大正11年生まれ
出発まで30分はありましたが、ホームに次々と乗客がやってきて、しばしSL人吉との記念撮影会。乗車を心待ちにしていた様子が伺えます。また機関車の先頭では、客室乗務員の方が記念撮影をしてくれるという粋なサービスもあり、多くのファミリー、グループの方々が日付入りプレートを持って笑顔で写真に収まっていました。
さて、客車に乗り込み、ほどなくすると、出発を知らせる「ポーーーッ」とひときわ長い汽笛。同時に、客車はガタンッガッチャンッとゆっくり大きく揺れ、走り始めました。このスムーズな出発ではないところがいかにもSLらしいですね。