熊本県が誇る美しい清流・球磨川の傍らを、噴煙をあげながら走る蒸気機関車ーー。 SL人吉 動画編
SL人吉が生まれるまで「SL人吉」の客車を牽引する「蒸気機関車ハチロク(8620形)」58654号機は、1922(大正11)年に製造されました。最初は長崎の浦上機関庫に配置され、長崎本線をはじめ九州各地で50年ほど活躍して引退しました。その後は、熊本県の矢岳駅前の人吉市SL展示館で保存されていましたが、1988(昭和63)年に『SLあそBOY』として復活し、阿蘇の大自然を走る観光列車として人気を博しました。 肥薩線を颯爽と走るSL人吉 2005(平成17)年には、老朽化のため再び引退しましたが、肥薩線全線開通100周年を迎えた2009(平成21)年に、多くのファンに後押しされ『SL人吉』として2度目の復活を遂げました。 以来、美しい車窓が楽しめるレトロ感たっぷりのSL人吉は、九州を代表する人気の観光列車となっています。 停車駅と運行状況熊本駅を出発して、6つの停車駅を経て人吉駅へ。坂本・白石・一勝地では比較的長く停車するので、列車を降りて風格漂う駅舎を見学することもできます。 運行は、3月~11月の概ね金・土・日曜日・祝日および夏休み期間中に一日一往復します。 |