特急「A列車で行こう」で熊本~天草の旅へ 2
大人の「乗り鉄」も大満足!
南蛮調のソファ
さて、お待ちかねの車内にご案内です。
こちらも外観と同じようにシックな雰囲気。落ち着いた色調の木を壁や床にふんだんにあしらい、座席は天草地方に伝わる染物「天草更紗」をモチーフにした南蛮調の柄になっています。1号車はベージュ系、2号車は紺系と色違いになっているので、雰囲気の違いが楽しめます。セミコンパートメントもあるので、グループで乗車する時はぜひ指定したいところ。
A-TRAIN BARで贅沢なひとときをと、気がつくと1号車と2号車の連結部分に人だかりが!
そうです、そこがA列車の一番特筆すべきバーカウンター。この一角は「A-TRAIN BAR」と呼ばれ、バーカウンター以外にもベンチやソファが備わるフリースペースとなっています。もちろん、「大人の列車」がコンセプトですから、提供される飲み物もビールやハイボールなどアルコールがメイン。おすすめは、熊本産のデコポンジュースとハイボールをミックスしたオリジナルカクテル「A-ハイボール」(500円)なのだそう。おつまみにめんたいチーズ竹輪や馬肉などもありますよ♪ 美味しいお酒を片手にのんびりと車窓をながめる列車の旅なんて、まさに至福のひとときが味わえます。
教会を思わせるステンドグラスと子供用の椅子
しか~し、熊本駅を出発してから三角駅まではわずか40分。そうのんびりもしていられないとわかっているのか、多くの乗客の方々は我先にと飲み物やオリジナルグッズを買い求めにカウンターへと向かうので、出発前からバーカウンターは大賑わい。少しでもゆっくりされたい方は、早めに乗車して飲み物やオリジナルグッズを購入されることをおすすめします。
小さなギャラリーにも注目!
その他、柱を模倣した展示スペースや随所にはめこまれたステンドグラス、モチーフのマークを配置した格子状の木製天井など、様々な工夫が楽しい大人の旅を演出してくれています。