「おれんじ食堂」観光列車「おれんじ食堂」は、九州の第三セクター・肥薩おれんじ鉄道が運行する日本で初めての本格的な食堂列車。熊本県の新八代駅から鹿児島県の川内駅までの間を折り返しながら1日3便運行されており、今回は川内駅から新八代駅まで走る2便目の「おれんじ食堂2号 スペシャル(ランチ)」に乗車してきました。
肥薩おれんじ鉄道 おれんじ食堂 動画編
停車駅と運行状況
「おれんじ食堂」は、肥薩おれんじ鉄道の川内―八代間(新八代)を運行。
詳しい運行状況はこちらでお確かめください。
肥薩おれんじ鉄道「おれんじ食堂」公式ホームページ
まるで動くレストラン!
川内駅で出発前のおれんじ食堂
さて、川内駅で待ち構えていると、出水駅を朝から出発する「おれんじ食堂1号 ブレックファスト」がお客様を乗せて到着。朝日に輝く紺碧の海を眺めながらの朝食は格別だったでしょうね。皆さんにこにこの笑顔で下車されていました。
折り返し運行のため清掃後、いよいよ車内へ。一歩足を踏み入れると、木がふんだんに使われている温かみのある内装で、そこはまるでホテルのロビーやカフェのような雰囲気です。それもそのはず、車輌のデザインは、九州の観光列車を数多くデザインしている水戸岡氏が手掛けたものだからなんですね。
「おれんじ食堂」は2輌編成で、1号車(ダイニング・カー)と2号車(リビング・カー)はそれぞれ内装も違います。1号車は、進行方向に沿って大きな長テーブルが据えられ、椅子が並ぶまさに動くレストランといった趣。一方2号車は、食事なしでも予約できるため、海側のテーブル席や二人旅を楽しめる半個室の2名掛けのソファ型指定席など、思い思いにゆったりとした時間旅行を堪能できるような造りになっています。
一号車(ダイニング・カー) |
二号車(リビング・カー) |
二人がけのベンチシート |